▪︎ 口コミ
全173件
5年 見学した 2023年度
口コミの問題を報告(採用で50p)5年 見学した 2023年度
口コミの問題を報告(採用で50p)気になる点
研修プログラム、病院の成り立ちや規模、全体的な雰囲気など、地域医療に振り切っている病院であると思う。なのでcommondiseaseをたくさん見たい&プライマリ・ケアをやりたいと考えている人には向いている反面、専門性の高さやレアな疾患などをこの時期に経験したいと考えている人には合いそうにない。民医連であり、コメディカルや事務の方々含めて同じ方向を向いていてなごやかな雰囲気ではある反面、ゴリゴリにハイパーな環境で切磋琢磨して腕を磨きたいというタイプの人は物足りなさを感じるかもしれない。
良い点
最初の1ヶ月はオリエンテーション、5月から9月までの5ヶ月間は導入期研修(総合的内科研修)が行われる。この期間では1年目の研修医全員が同じフロアで研修をし、内科の基礎的な力を身につける。自分は8月に見学(実習)に行ったので1年目の導入期の先生につけてもらったが、上級医やコメディカルとの関係性も近く、病院全体で初期研修医をサポートしようという雰囲気を感じた。民医連ということも関係しているのかと思うが、働いている全員(事務の方も含め)が同じ方向を向いている感じはあった。地域医療に力を入れている病院であり、2年間のカリキュラムの中には2ヶ月間の在宅療養支援病院研修の期間が設けられていて、この期間中に回復期リハビリ病棟、地域包括ケア病棟・訪問診療の研修を行う。後期研修では総合診療専門医のプログラムもあり、地域に根ざした医療をやるというメッセージが病院全体から感じられる。自分も見学で総合診療科のカンファレンスを見学させてもらったが、疾患だけでなくその患者さんの家庭環境や社会背景なども踏まえて治療や対応を考える(例えば高齢者男性の患者さんが退院するときに、その後で介護をすることになる妻は何かしらの疾患を持っていないのかを確認するなど)ようにと、上級医が後期研修医に教えている様子は印象に残った。救急は内科も外科も救急外来の医師が初期対応をするいわゆる北米型ER。救急かの研修は1ヶ月半あるが、それとは別に週1回の継続した救急当番もあり。2次救急であり自分が見学したタイミングではウォークインの軽傷患者さんが多かった。実際に外来を担当する医師がちょくちょくそばにいた上級医に相談する様子もあり、医師同士の関係性は良さそうに思えた。病院の施設自体は最近建て替えられたばかりということもあって綺麗で居心地は良かった。病院の中に食堂があり、職員は半額で食べられる。初期研修医の採用人数は7人だが、東京民医連の奨学金制度(受給開始学年は4年生まで)を活用している人が毎年何人かは採用されることになるので、実質的な採用倍率は表に出ている数字よりは高くなる。