良い点

研修医の同期の人数は12名。当直回数は月に2〜3回、つまり週1回ペースとのこと。有給消化やローテートの診療科については同期で相談して病院側に提出することも可能らしく、協力すればフレキシブルな働き方が可能だと感じた。研修医のうちに経験できる手技数も多く、成長できる機会が沢山ある。研修医室が一年と二年で同じ、かつジグザグに配置されており、見学時も仲の良さそうな雰囲気が感じられ、好印象だった。

気になる点

研修医の経験できる手技が幅広く裁量権が大きい点は、裏返せば人手不足によるもの。当直は研修医がファーストタッチするものの、その場で上級医によるフィードバックを受けられる体制はなさそう。自分で鑑別を考え、検査をオーダーし、病床を回す力が必要そう。慶應関連の病院なので、慶應意外の人は肩身が狭いと感じる可能性は否めない。研修プログラムが具体的に細かく設定されている訳ではないため、自分から学びたい事を明確に持った上で積極的に行動する姿勢が求められる点で、自主的に学べないハイポ思考の人間には向いていないと思われる。