▪︎ 口コミ
全264件
気になる点
見学で熱心に指導して頂くことができ、総合内科研修の利点も大きいように感じがちだが、特徴的な研修ゆえ注意が必要である。各診療科の最低ラインを学ぶのが初期研修の意義であり、呼吸器内科であれば気管支鏡の手技、循環器内科であればカテーテルの基本、といったことを全国の初期研修医は学ぶ。この病院では総合的に学べる反面、普通の病院で勉強できる内容に触れられない。3年目で総合診療科を専攻する予定なら良いかもしれないが、ほとんどの学生は各診療科を勉強できるメリットの方が大きいと感じる。また徳洲会系列の病院なので大学医局との繋がりが無い。「地方大学出身だが、将来は関東の大学医局で働きたい」と考える学生はこの病院よりも、大学との繋がりがある病院を選ぶべきだろう。どうせマッチングを頑張るなら、3年目の就活を有利にする道を選ぶべきだと感じる。この病院で研修したからといって、神奈川での就職が有利になることは特に無さそうである。また、見学生にも熱心に指導してくれる先生は珍しいかもしれないが、研修医に対して熱心な上級医は他の病院にもたくさんいる。この病院を見学して、受験したいと考えた学生は「他の人気病院はなぜ人気なのか」「多くの研修病院において必修内科が総合内科ではない理由は何か」を考え、総合的に判断するべきだと考える。
良い点
プログラム責任者から直接指導を受けられる。中規模病院ではあるが座学やEBMを重視している。見学生にも手厚く指導してくれる。必修の内科が全て総合内科であるというのはとても特徴的で、分野横断的にcommondiseaseをしっかりと勉強できる。(この点はデメリットも大きく、悪い点の項目で言及する)長期休暇では見学に来た学生限定で勉強会(数人の先生による1日がかりのレクチャー)や立食パーティが開催される。3回以上見学に行き、勉強会などにも出席し熱意をアピールした上で、事務の人やプログラム責任者の先生に丁寧にご挨拶していれば採用可能性はかなり上がると思われる。「朝の勉強会にzoomで参加すれば名前を覚えてもらいやすい」と言われているが、採用された研修医のうちzoomにあまり出席していなかったと言っている先生もいたので、見学で学習意欲や熱意をどれだけ見せられるかが最も重要そうである。