▪︎ 口コミ
全464件
気になる点
休暇に関しては、あまり長期間の休みは取りにくい印象を受けました。研修医室は1年目と2年目が混在する形で2部屋に分かれており、先輩後輩の関係がしっかりしている様子でした。雰囲気としては、良くも悪くも体育会系で、上下関係がある程度明確な職場環境のように感じました。当直手当については、1年目が5,000円、2年目が15,000円と他施設と比較してもかなり低めの設定です。また、給与は月60時間の残業を見込んだ定額制であり、基本的に残業代は発生せず、賞与(ボーナス)もありません。それでも月収は30万円以上が支給されるため、生活面で困るほどの低待遇というわけではない印象でした。診療科によって指導体制や症例数に差があるようで、自分の志望科の強みや環境を事前によく確認しておくことが重要だと思いました。なお、病院見学は原則1回のみとされているため、研修医の雰囲気や実際の業務の様子をより深く知りたい場合は、6年生の実習期間中に再度見学を申し込むのが望ましいと感じました。
良い点
総合診療科が有名な病院であることもあり、忙しさはあるものの、教育体制が非常に整っており、特に総合診療科志望の方にとっては最適な環境だと感じました。地域医療研修も3ヶ月間設けられており、与那国島など様々な地域での研修が可能で、旅行が好きな方にも魅力的な制度だと思います。その分、自由に選択できる期間はやや短くなりますが、すでに志望科が決まっている方には問題にならないと思いました。研修環境としては、全体的にハイポすぎずハイパーすぎず、バランスの取れた働きやすい病院という印象を受けました。救急では研修医がファーストタッチを担当しており、上級医の確認のもとで帰宅の可否なども判断されていました。多忙な科では朝7時45分から夜7時頃までの勤務ですが、当直中も平均して2〜3時間程度は仮眠が取れるとのことでした。4月の初めには2〜3週間にわたるオリエンテーションがあり、ここで同期同士のつながりが深まりやすいそうです。また、毎週木曜日には「ハーフデイバック」と呼ばれる研修会が開かれており、全科共通で業務を免除され、座学やハンズオン形式で、採血実習・老健施設実習・病棟マナー・感染対策などを学ぶ機会が設けられています。楽しみながら実践的な内容を学べる、貴重な時間だと感じました。病院の雰囲気としては、穏やかで話しやすい先生方が多く、いわゆる陽キャタイプは少なめで、落ち着いた方が多い印象です。学歴フィルターは特に感じられず、CBTの得点率などもあまり重視されていないとのことでした。女性医師にとっても働きやすい職場環境が整っていると感じました。総合診療科や小児科に興味がある方、地域医療に関心がある方にとっては、非常に魅力的な研修先だと感じました。