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気になる点
基本的にあまり悪い点はないと感じたのですが、研修医と話をしていて気になった点を三つほど挙げさせて頂きます。一つ目は、以前まで使用できた病院の近くの寮が2年ほど前に移転して、病院の近くに寮がなく、家賃補助もそれほど多くはない(月1.5万円ほど)な点です。広尾という病院の立地を考えると、病院の近くで家を借りると家賃が相当高くなってしまう一方で、病院公式の寮は病院から1時間ほどかかってしまう立地(今後はまた場所が変わるかもしれないそうです)なのでそこが少し懸念点かなと感じました。二つ目は食堂がない店です。弁当がキッチンカーで販売される日もあるそうで、実際に自分が見学した日も研修医の方はみんなでキッチンカーでカレーを買って食べていました。またコンビニはあるので、当直や忙しい日はコンビニで済ませることも多いそうです。三つ目は、忙しいのを求めている人、アドバンスドな手技をバリバリやりたい人は満足できない可能性があることです。また、診療科によっては患者数に偏りがあったり、無い診療科もあるそうです。
良い点
病院の特徴としては、ざっくりいえば研修医はホワイト(ハイパーとハイポの間のパイプくらい?)であるが、当直が忙しいということだと研修医に教えて頂きました。広尾病院を見学して最も魅力的に感じたのは、少人数制だからこそ実現できる、一人ひとりに寄り添った研修環境であると思います。各学年の研修医は6~7名と少人数であり、ローテーションの自由度が高く、自身の興味や将来の進路に応じて研修内容を柔軟に調整できる点が特徴的だなと感じました。また、同じ診療科に複数の研修医が配置されることが少ないため、症例や手技の経験を他の研修医と競合することなく積めることも大きな利点であると感じました。加えて、教育体制も非常に充実している印象を受けました。指導医との距離が近く、日常診療の中で気軽に質問や相談ができるだけでなく、定期的な講義や感染症レクチャーなど学習機会も豊富に設けられているそうです。診療では研修医が主体となって診療に携わる一方で、必要な場面では上級医がしっかりとサポートする体制が整っており、自ら考えながら診療を進める力を養える環境であると感じました。見学中も、研修医が積極的に患者対応を行い、困った際にはすぐに上級医へ相談している様子が見られ、安心して成長できる教育環境であることが伝わってきました。診療内容では、循環器内科をはじめ、救命救急、整形外科、形成外科などに強みを持つことに加え、総合診療科やER教育にも力を入れている点が印象的でありました。救急外来では研修医がファーストタッチを担当する機会が多く、コモンディジーズから重症疾患まで幅広い症例を経験することができると伺いました。初期対応を主体的に経験しながら、適切なタイミングで指導医の助言を受けられるため、臨床推論力や救急対応能力を着実に身につけられると感じました。また、地域医療研修では神津島や小笠原諸島、八丈島などでの島嶼医療を経験することができるそうです。離島という限られた医療資源の中で幅広い疾患に対応する経験は、総合的な診療能力を養う貴重な機会になると考えました。さらに、働きやすい環境が整っていることも魅力であると個人的には感じました。当直は月4~5回程度で、オンコールは基本的になく、当番でない土日にはしっかり休むことができるため、研修とプライベートのメリハリをつけやすいです。都心に位置しアクセスも良好であることから、生活面でも負担が少なく、長く働き続けやすい環境であると感じました。また、見学を通して特に印象に残ったのは、研修医同士の関係性の良さである。1年目と2年目の距離が近く、学年に関わらず、相談や協力が自然に行われており、少人数ならではの温かい雰囲気が感じられました。学閥がなく風通しの良い環境で、指導医とも気軽にコミュニケーションを取ることができるため、人間関係に恵まれた環境の中で安心して研修に臨める病院であると感じました。全体を通して、広尾病院は豊富な症例や手技を経験できるだけでなく、教育体制、研修医同士の雰囲気、働きやすさのバランスが非常に優れた研修病院であると感じました。主体性を持って診療に取り組みながら、周囲の支えを受けて着実に成長できる環境であり、幅広い臨床能力を身につけたい研修医にとって魅力的な病院であると思いました。