▪︎ 口コミ
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気になる点
精神科に特化しているがゆえに、身体科や外科手術の症例数は少なく、たとえば循環器や血液内科、カテーテル治療の経験はほとんどできません。当直では緊急措置入院の対応が主で、外科的な救急症例に触れる機会はありません。また、2年目には多摩総やJCHO、杏林などへの外病院研修が多く、人によっては勤務地の移動が負担になると考えられます。精神科以外に進路を考える場合、研修内容が偏っているため方向転換が難しくなるリスクもあります。そのため精神科希望の方におすすめです。また給与は月額30万円弱で寮費2.5万円が引かれるなど、収入面は低いです。中堅医師の不足や病棟の設備差も指摘されています。
良い点
精神科志望にとって非常に恵まれた研修環境が整っています。例として、J1では内科を5ヶ月、精神科を2ヶ月ローテートし、外科・整形・麻酔なども各1ヶ月経験できます。J2では多摩総合医療センターの3次救急や大塚病院の小児科、JR東京総合病院の産婦人科など都立病院での実践的な研修が可能です。身体科ローテ中もほとんどの患者が精神疾患を併発しており、精神科的視点を常に持てます。指導医からの直接指導や、放射線科での画像読影、整形外科での手技も習得可能です。青年期病棟や依存症病棟など特殊な診療領域も選択研修で経験でき、精神科キャリアの土台を築けます。