▪︎ 口コミ
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気になる点
バリバリやりたい人には物足りないと思います。また、小児科と産婦人科の常勤・病棟がなくどちらも初期研修では必修なので、外部(山手病院や他県)でローテすることになります。院内で完結しません。プログラム上、1年目は1ヶ月ごとに科が変わるので、毎月のように環境が変わるのが大変でした。慣れた頃に次の科に行く感じで、腰を据えてじっくり取り組むというより、広く浅く回っていくスタイル。慣れるのに少し時間がかかる人には向かないかもしれません。研修医専用の部屋(専有スペース)がないのも少し不便です。実際研修医の方と話すときは小声で話しました。給与面も、全体的には手取り25万円前後で、特にマイナー科を回っていると月20万円前後になることもあるみたいです。研修医の進路も、初期研修後に残る人はほとんどおらず(毎年1人くらい)、後期研修先はほぼ全員外部の病院に出る形です。もし後期もそのまま続けたいと考えている人にとっては、少し計画が立てにくいかもしれません。
良い点
都心の新宿にある中規模の総合病院で、アクセスの良さが大きな魅力で、周囲には飲食店やスーパーも多く、生活にも困らなくて立地がとにかくいいです。初期研修医は1学年14人ずつと少人数なので、手厚い指導を受けたい人や、落ち着いた雰囲気で研修したい人に向いている印象です。研修内容としては、1年目は完全に必修ローテで、内科6ヶ月(腎内、消化器、呼吸器、循環器、血液、神経など)を中心に、外科、救急、麻酔、精神科、皮膚科・形成外科、産婦人科(JCHO山手で研修)などを1ヶ月ずつ回ります。4月のオリエンテーションでローテ順が発表されるので、自分で組む必要はありません。総合コースだと、救急外来が3ヶ月、地域医療が1ヶ月といった必修があります。その上で、残り7ヶ月は自由に診療科を選べるのですが、うち1~3ヶ月は内科を選ぶような雰囲気があります。外科コースは外科が合計で6ヶ月必修になるので、選択の自由度はかなり減ります。当直は1年目の5月からスタートして、月に3〜5回程度。内容は内科当直や救急直などで、外科やマイナー科を回っていても内科当直に入ることがあるそうです。夜勤明けは11時に帰れるルールになっていて、金曜や土日の勤務分には代休もつきます。研修医専用の直当直室はないのですが、自分のデスクはあります。医局は全診療科の先生が同じスペースを共有していて、相談しやすい雰囲気でした。手技に関しては、1年目から積極的に任せてもらえる雰囲気で、ルート確保、動脈採血、中心静脈穿刺、腰椎穿刺などが可能。患者さんは常時10人前後を上級医とペアで持ちますが、治療方針の相談もしやすく、実際に自分で考えて動く場面が多いと聞きました。静脈採血は基本的に看護師さんが担当してくれるので、業務のバランスも取れていそうです。1年目の間は月・木に週2回の研修医向け講義があって、勉強したい人にとっては良い環境だと感じました。また、抄読会やカンファレンスも適度な頻度で行われていて、大学病院のような準備の大変さも少ないとおっしゃっていました。