▪︎ 口コミ
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気になる点
勤務体系に関しては、いくつか覚悟が必要な点があります。まず、土曜日が必須勤務となっている診療科が多く、完全週休2日制を希望する人にはハードルになる可能性があります。また、当直明け(翌日)の勤務体制について、診療科によっては「帰宅できずそのまま夕方まで勤務」というケースもあるようで、大学病院としては珍しくハードワークな一面も見受けられました。体力面・精神面でのタフさは一定以上求められる環境です。臨床能力の習得については、大学病院という性質上、市中病院と比較して初期研修医が「ファーストタッチ」をする場面や、執刀などの実践的な手技を任される機会はどうしても限られる印象です。特に専門性の高い診療科では上級医主体で診療が進むため、とにかく数をこなして手技を覚えたいタイプの人には物足りなさがあるかもしれません。ローテートする診療科によって教育の熱量や裁量権に差があるため、自身のキャリアプランに合わせて慎重にローテーションを組む戦略が必要だと感じました。生活面では、立地が良い反面、家賃相場が高いため、病院近くに住む場合の経済的負担は大きいです。研修医寮は家賃が手頃ですが、ユニットバスである点など設備面での古さがネックになる可能性があります。そのためか、一人暮らしで近隣に借りる人や実家から通う人も少なくないようでした。また、内部生(慈恵出身者)にはあまり人気がないという話も耳にし、外部生が多い環境であることは、馴染みやすい反面、なぜ内部生が選ばないのかという点は少し気になりました。
良い点
まず特筆すべきは、大学病院でありながら「教育熱心」かつ「自由闊達」な雰囲気が両立している点です。見学時、研修医の先生方が非常に生き生きと働かれており、上級医の先生方との関係もフラットで、チーム医療が機能している印象を強く受けました。指導体制については、手厚い指導がありつつも、研修医の自主性を尊重する風土があるようです。「やりたい手技は積極的にさせてもらえ、逆に自信がない場合は上級医がしっかりサポートする」という、心理的安全性の高い環境で伸び伸びと研修ができると感じました。カンファレンスや勉強会の質も非常に高く、ただ業務をこなすだけでなく、アカデミックな視点を養うには最適です。症例についても、大学病院特有の希少疾患や難症例だけでなく、Commondiseaseもバランスよく経験できるため、偏りのない研修が可能だと思われます。また、立地と設備面でのQOLの高さは圧倒的です。都心(港区)にあるためアクセスが抜群に良く、院内には職員割引が適用されるDEAN&DEALUCAのカフェや蕎麦屋、パン屋などが充実しており、昼食や休憩の質が高いです。上級医や同期とおしゃれなランチに行くこともあるそうで、オンオフの切り替えがしやすい環境です。設備面では、鏡視下手術のトレーニング環境なども整っており、外科系志望者にとっても魅力的な要素が揃っています。