▪︎ 口コミ
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気になる点
やはり1番の短所は鴨川という立地である。研修をする上では田舎でも全く問題はないと考え方もあるが、子育て等を考える世代になると首都圏に転職する先生もいるそう。また亀田総合病院では墨東や武蔵野赤十字のような救急研修が充実している病院と比較すると、救急車を捌く経験が足りないかもしれない。ただ、年間4500台の救急車を受け入れており、通年で週一回の準夜帯のER研修もあり、希望すれば小児準夜も診れるそう。北米型ERであり、軽傷から重症まで幅広く経験できる。さらに選択期間に亀田グループの他院のER研修を選択することで、より2次救急の救急車対応に重点をおいた経験を積む研修医もいるそう。
良い点
都内人気病院を中心に10ヶ所以上の研修病院を見学したが、亀田の研修医がずば抜けて優秀だったように感じた。亀田では、研修医は上級医の手厚い指導のもと、(虎の門や聖路加ほどではないが、ある程度の)裁量権を持って診療業務にあたることができる。ただ忙しすぎてただこなすだけの診療になる事は決してなく、質の高いEBMを追求する文化があり、さらにUpToDateや教科書でのインプットも真面目にされてる先生が多い。この様な教育文化が病院の隅々まで行き渡っていて、医師として成長する上で最高の環境であると感じた。実際、研修医は診療能力やプレゼンスキルの到達点がとても高く、人格も穏やかでとても雰囲気が良かった。また、海外病院との繋がりも多く、選択期間には留学先を紹介してもらうことができる。実際、内科系スタッフを中心に米国臨床留学経験者が多い。さらに亀田の内科は日本で唯一のACGME-internationalの認証を獲得しており、今後フェローなどで渡米する場合に亀田での研修が米国内科レジデンシーと同様に扱われる可能性があるそう。