良い点

北海道で唯一の、民医連系列の初期研修医受け入れ可能な病院である。｢無料低額診療｣の理念の元、断らない救急のスタンスを取り、生活保護受給者等を積極的にうけいれている。そのため救急車搬入は道内三位の実績を誇る。当直は23:00~翌8:45の時間帯でカウントされるが、寝れて2時間らしい。ただ、実際は3回/月程度らしく、明けは早ければ9:30に帰れるらしい(遅ければ12:30)。1年目1人2年目1人に指導医がつく。｢某徳洲会が質より量なら、うちは量より質だね｣と伺ったが量もなかなかだと個人的には思う。それなりに忙しそうな雰囲気である。準ハイパー志望におすすめか。4月前半2週でオリエンテーションをする。内科は24週で、うち8週は総合内科。救急12週、その他外科、産婦人科、小児、精神、麻酔、整形で4週ずつ。プログラムは外の病院で柔軟に対応できる(勤医協系列の病院だけでなく、小児では手稲渓仁会、天使病院、JCHO、外科ではこどもっくる、ERでは柏陽脳神経外科等も選択可能)。地域実習では地域研修と地域外来を別に選択可能で、5病院19診療科から選択出来る。当直等含め常に指導医が1人着き、上級医との垣根が低いため相談のしやすい雰囲気があるという。

気になる点

総合診療科は入院を廃止し外来を縮小した。勤医協札幌病院が主体となっている。神経内科、脳神経外科は北大病院で行う他、小児科はないので外病院（勤医協札幌病院天使病院、JCHO、渓仁会)での研修になる。その他マイナー科も一部北大病院や勤医協札幌病院の力を借りる。また、精神科は最近札幌佐藤病院に伺うことになった(理由はお察し)。