▪︎ 口コミ
全52件
気になる点
ある程度「自主性」や「目的意識」を持って臨む必要があると感じました。というのも、研修医の人数が少ない分、手厚い指導や手技の機会が得られる一方で、業務の負荷は比較的軽く設定されており、都市部の病院と比べて「怒涛のような忙しさ」の中で鍛えられたいというタイプの人には、やや物足りなさを感じるかもしれません。実際、救急対応の件数や症例のバリエーションについても、都市部の大病院に比べると控えめであるため、「量で勝負したい」「とにかく手を動かして経験を積みたい」と考える研修医にはミスマッチとなる可能性もあります。また、立地的にはかなり地方に位置しているため、研修後の時間に都市的な娯楽やアクティビティを求める人にとっては、少々不便に感じる場面もあるかもしれません。自然環境は豊かで落ち着いた生活を送れる一方で、都市的な刺激が少ない点は、ライフスタイルの好みによってはデメリットと感じることもあると思います。
良い点
こちらの初期研修プログラムの大きな魅力は、何と言ってもその「フレキシブルさ」と「手技の充実度」にあると感じました。ローテーションの順番や期間が比較的自由に設定できるため、自分の興味や将来の進路に合わせて、じっくりと自分に合った研修計画を立てることができます。例えば、志望科がある程度決まっている場合は、その科を重点的に回ることも可能であり、逆に幅広く複数の診療科を経験したい人にも対応可能です。また、研修医の人数が少数に抑えられているため、日々の臨床業務において手技や処置が上級医に譲られてしまうようなことは少なく、積極的に実践の場に立てる点も非常に魅力的です。さらに、業務の忙しさが過剰ではないことから、適切なワークライフバランスを保ちやすく、QOLも高く保てる環境が整っています。医師としての成長と日常生活のバランスを重視したい人にとっては、非常に理想的な環境であると強く感じました。