▪︎ 口コミ
全386件
気になる点
一方で、気になる点としてしばしば挙げられるのが、麻酔科ローテーションの長さと厳しさである。指導がしっかりしている分、負担も大きく、他科と比べてハードに感じる人も少なくないようだ。また、研修医室が医局と同じスペースにあり、仕切りがないため、少し気を使うという声もある。加えて、小児科や産科の一部症例が近隣のこども病院に流れるため、小児・周産期領域を重点的に経験したい人には物足りないかもしれない。放射線科が必修である点も、興味のない人にはやや負担と感じられるようだ。さらに、研修医の人数が多い分、上級医や指導医の手が行き届きにくく、「放置気味」と感じる場面もあるという。また、人気病院であるため、見学は最低2回以上が推奨されており、特に県外出身者は早めの準備が必要とのことだ。
▪︎ 病院情報
総合点
学歴フィルター
忙しさ
研修スタイル
研修医の裁量権
指導医の面倒見の良さ
女性の働きやすさ
マッチ者数/定員(2025年)
20 人/ 22 人
強い科
総合診療科/循環器科/救急・ICU/内科/呼吸器内科/婦人科/耳鼻咽喉科/外科/心臓血管外科/腎臓内科/消化器内科/消化器外科/内分泌代謝内科・糖尿病科/産婦人科/泌尿器科/放射線科/麻酔科
上級医の主な出身大学
京都大学/浜松医科大学/慶應義塾大学/秋田大学/名古屋大学/岐阜大学
病床数
718
給与
523,000円/月
救急指定
3次救急
病院見学情報URL
良い点
静岡県立総合病院の初期研修プログラムは、市中病院でありながら大学病院並みの症例数や専門性を誇るのが大きな魅力だ。特に注目すべきは、UCLAへの1か月間の短期留学制度で、希望すれば全員が参加できる点である。渡航費や滞在費も病院が負担してくれるため、将来海外研修や留学を視野に入れている人にとっては非常に貴重な機会となる。実際に行った研修医の間でも人気が高く、病院全体として国際的な経験を後押しする体制が整っている印象だ。また、三次救急に指定されており、静岡市内では大学病院的な役割も担っているため、重症例や希少疾患を含め、幅広い症例に対応できる。内科から外科、救急、麻酔科まで診療科も多岐にわたり、腎臓内科のように外科的手技を積極的に行う科もあるなど、実践的な研修ができる点も評価されている。研修環境としても病棟や研修棟が新しく清潔で、同期が多く和気あいあいとした雰囲気も良い印象を与えている。研修医の裁量が大きく、やる気次第でどんどん経験を積める自由度の高さも魅力だろう。