▪︎ 口コミ
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気になる点
分院が多いという特徴は良い経験につながる反面、人によってはデメリットにもなるかと思いました。実際に研修では、合計でおよそ5か月ほど他の関連病院(場所的に不便なところ)へ派遣される期間があるとのことで、勤務地が変わるたびに通勤時間や生活リズムが変化する可能性があります。三田病院は都心にあってアクセスが非常に良いという点が大きな魅力ですが、全期間を三田で過ごせるわけではないため、立地の良さだけで選ぶのは少し注意が必要かもしれません。また、研修医が少人数のため、一人ひとりに対しての指導は手厚く行われる反面、同期同士の関係性や相性がとても重要になる印象を受けました。人数が少ない分、チームの雰囲気に馴染めるかどうかが研修生活の満足度に直結しやすく、良い関係が築ければ非常に充実した環境ですが、そうでない場合は少し大変かもしれません。加えて、三田病院は2次救急の病院であり、救急症例は一定数あるものの、がっつり救急をやりたいというタイプの人には物足りなく感じる可能性があります。救急対応に強くなりたい、バリバリ臨床をこなしたいというハイパー志向の人にとっては、少し物足りなく感じる場面もあるかもしれません。そのため、どちらかといえば落ち着いた環境でじっくり学びたい人やバランスよく働きたい人に向いている病院だと感じました。
良い点
働き方のバランスが非常に取りやすそうだと感じました。週休2日がしっかりと確保されており、当直回数も1回から4回まで自分の希望に合わせて選ぶことができるとのことで、研修医自身のライフスタイルや体力に応じて調整がしやすい印象を受けました。大学病院でありながらも比較的柔軟な勤務体制が整っているのは大きな魅力だと思います。また、研修内容に関しても、大学病院の中では「それなりに忙しい」程度の負荷で、無理のない範囲で臨床経験を積むことができそうでした。手技の機会も結構あるそうで、ただ見学して終わりというよりは、しっかりと実践的に学べる環境が整っていると感じました。教育熱心な先生も多く、学生や研修医に対して丁寧に指導してくださる雰囲気があり、質問もしやすい穏やかな空気感がありました。分院が複数あり、研修の中で関連施設を回る機会がある点も特徴的です。規模や診療内容の異なる複数の病院で経験を積むことで、幅広い視野を持てるようになり、症例の幅も自然と広がるのではないかと思います。プログラム自体もある程度自由度があり、自分の興味や進みたい分野に合わせて研修先を選択できる柔軟さがあるとのことで、その点も大きな魅力の一つだと感じました。