良い点

研修医が症例を持ち寄ってカンファレンスが行われる。普段分からない疑問点を上の先生と一緒に解決することができる。昼間は比較的自由で、研修医のお部屋で練習する余裕を持てる。自分がしたい勉強を行う自由があるのはとても良い。研修医の間に、虫垂炎な手術など希望すれば自分が執刀することもできる。手技はしたければしたいだけ経験できるので、外科的にたくさんの経験を積みたい人にオススメである。胃ろうも経験することもできる。手術において欠かせない麻酔科もこの病院で学ぶ。三年目以降は外科系(整形外科を含む)なら残って後期研修に進むことができる。とにかく外科系が強く、外科の歴史も長いので、外科として力をつけていきたい人にはこの病院は最適だと思う。

気になる点

一年目の4月は二年目の救急当直の見学、5月は二年目と一緒に実際に救急当直、6月から一人で当直することになる。6月以降の救急当直の体制は、研修医一人・三年目以降の先生一人、産婦人科の先生一人の合計三人である。救急車を取るか取らないか、帰宅させるかどうか、まで研修医が判断する。分からない時は三年目以降の先生に聞いても良いことにはなっている。救急当直では次から次に人が来る。同時にたくさんの人を一人で見ないといけないのは大変そうであった。救急医はいないので、当直マニュアルなどを見ながら独学で頑張らなければならない。裁量権がある一方で、教育は薄く、自分で頑張らないといけない病院である。力はつくかもしれないが、自己流になりやすい。自分に自信を持って行動できる人でないと厳しい気がした。