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気になる点
一方で、診療科による忙しさの差はかなり大きい。救急科や一部の内科では多忙であるのに対し、それ以外の科では業務量が少なく、積極的に動かないと症例経験が限定的になることがある。そのため、ローテーション次第では研修内容に偏りが生じやすい。アレルギー膠原病内科および血液内科が設置されていない点も注意が必要である。これらの分野に興味がある場合、専門的な入院管理や治療経験を積むことは難しい。産婦人科および小児科についても、病院としての機能が限定的であり、分娩数や小児入院症例は多くない。そのため、将来これらを志望している場合には、研修内容として物足りなさを感じる可能性がある。進路面では、医局とのつながりが比較的強い環境である。順天堂系、日本医科大学系、日本大学系が多いと聞くが、正確な割合は公式には示されておらず、実態はやや不透明である。3年目以降は関連医局に入局するか自大学へ戻る人が多く、病院に残って多様な進路を模索する雰囲気は強くない印象を受けた。また、メンタル面のサポート体制については明確な説明を受けておらず、充実度についてはわからない。
良い点
研修全体を通して、研修医が実際に手を動かす機会が非常に多い点が大きな特徴である。研修開始初日からルート確保を任されることが多く、採血や点滴は日常的に行うため、基本手技は短期間で身につく。内科系ローテーションでは、内視鏡や気管支鏡といった検査にも比較的早期から関わることができ、見学にとどまらず実際に経験できる場面が多い。救急科、循環器内科、消化器内科、呼吸器内科は特に忙しく、救急外来対応から入院管理、検査、治療方針の検討まで一連の流れを経験できる。commondiseaseが中心ではあるが、急変対応や重症例も一定数あり、臨床判断力を鍛えたい人には適した環境である。内科系では循環器、呼吸器、消化器、腎臓、脳神経、内分泌代謝、緩和ケア、精神科がそろい、外科系も消化器外科、呼吸器外科、乳腺外科、心臓血管外科、脳神経外科、整形外科、泌尿器科、形成外科に加え、耳鼻咽喉科、眼科、皮膚科まで一通り経験できる。麻酔科、放射線科、病理も含め、病院全体の診療の流れを理解しやすい構成である。さらに、本院の大きなメリットとして選択研修の自由度の高さが挙げられる。1年目に約3か月、2年目には約8か月の選択期間が設定されており、初期研修の中でもかなり長い。忙しい科を繰り返して実力を伸ばすことも、将来志望科を見極めるために複数分野を回ることも可能であり、自分の目的に応じて研修内容を柔軟に調整できる点は魅力である。また、研修医室が常設されており、研修医同士が自然と集まって談笑や情報交換をしている。学年を超えて相談しやすく、忙しい中でも孤立しにくい雰囲気がある。