▪︎ 口コミ
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気になる点
臨床研修医同士の人数や指導体制については見学時の情報が限られ、少人数制やアットホームな環境かどうかは他赤十字病院と比べて見えにくい印象でした。また自由選択期間が多い反面、自分で研修先やスケジュールを主体的に決める必要があり、初めての医師人生の中で計画力や自己管理力が求められる点は学生的にはややハードルが高く感じられました。さらに、1年次の救急・内科重視の偏りから、実践経験に偏りが生じる可能性もあります。中核病院や他施設での研修を活用してバランスを取る必要性があり、協力施設との連携や情報共有がスムーズかどうか、事前確認が重要だと感じます。見学や資料を通じて感じた山梨赤十字病院の研修プログラムは、プライマリ・ケアを中心に地域医療や災害医療にも深く関わる設計で、医師としての基礎力と使命感を養える環境が整っています。自立性を重んじる分、自分で道を切り拓く積極性も必要であり、サポート体制や連携先の実態を学生のうちにしっかり確認しておくと安心できると思いました。
良い点
山梨赤十字病院の初期研修プログラムは、プライマリ・ケアを重視し、幅広い基本的臨床能力を丁寧に身につける設計になっています。1年次は28週の内科研修と12週の救急研修を中心に構成され、残りは外科・精神科など必修科目、2年次は地域医療や産婦人科・小児科を含む選択研修に加え、協力施設での自由選択研修期間が32週と実践経験が豊富です。具体的には、昭和大学病院をはじめ富士・東部地域の連携施設で研修を選べる点が魅力で、地域の実像を学べる点が学生目線でも魅力的でした。また臨床・態度・情報収集・総合判断などに加え、医療倫理や安全管理、医療チームとのコミュニケーションも評価対象に含まれており、医師としての幅も養えるプログラム設計だと感じました。加えて赤十字病院らしく、災害医療や救護員養成向けの研修も定期的に実施されており、院内だけでなく地域社会や赤十字活動の一翼を担う医師を育てる体制があると感じました。