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気になる点
一方で、選択科の期間が比較的長く設定されているため、希望する科を十分に回れない可能性がある点は注意が必要である。また、診療科によって症例数に偏りがあり、特に外傷や整形外科領域の症例はやや少ないと聞いた。救急や外科を重視した実践的な研修が多い分、業務量が多く生活リズムが不規則になりやすいことも懸念される。宿舎がないため、通勤や住居の確保など生活面での負担を感じる可能性もある。さらに、幅広く学べる一方で、特定の専門分野を早期に深めたい人にとっては、やや物足りなさを感じるプログラムかもしれない。そのため、希望する将来像に合った研修ができるかを、事前に担当医や指導医に確認することが重要であると感じた。
良い点
京都桂病院の初期研修は、内科・外科・救急を中心に基礎的な診療能力を段階的に身につけられるように構成されており、プログラムのバランスが非常に良いと感じた。診療科が多く、commondiseaseから専門性の高い疾患まで幅広く経験できる点も魅力的である。また、救急外来や手術など実際に手を動かす機会が多く、研修医が主体的に学べる環境が整っていると感じた。勉強会や症例検討会など教育体制も充実しており、上級医との距離が近く、指導を受けやすい雰囲気があることも印象的であった。さらに、学会発表や研究にも積極的で、臨床力に加えて発信力を養う機会がある点も魅力である。市中病院として地域医療に密着しながら、総合的な臨床力を磨ける研修先であると感じた。