良い点

4週間という比較的長めの実習期間でしたが、全体的にとても充実した日々を過ごせました。まず、診療科の種類が比較的そろっているのが印象的で、内科・外科はもちろん、泌尿器科や整形外科、皮膚科、精神科なども見ることができ、幅広く勉強することができました。手技の経験が非常に豊富に積めたのも大きな魅力です。処置や採血、手術の助手など、学生にも「やってみる？」と声をかけてもらえる機会が多く、実践的な経験を積みたい人にはとても向いている環境だと思います。研修医は2人と少数体制ですが、おふたりともとても仲が良く、雰囲気が良いです。学年が近いからか、学生の立場にも寄り添ってくれて、「困ってることない？」とさりげなく声をかけてくれる場面もありました。関西医科大学の出身の先生が多く、学生も同じ大学の人が比較的多く来ている印象でした。自分が関医出身だとより馴染みやすいと思いますし、そうでなくてもアウェイ感を感じるようなことはありませんでした。指導医の先生方も皆さん気さくで、質問に丁寧に答えてくれたり、時には雑談も交えて和やかな雰囲気を作ってくれたりと、人の良さがとても感じられました。また、業務はハードすぎず、適度に忙しいといった感じで、常にバタバタしているわけではなく、落ち着いて見学・実習に取り組める環境です。病院内には、研修医や医師が集まって過ごせる部屋（控室のようなスペース）もあり、オンとオフがきっちりしている雰囲気も好印象でした

気になる点

悪い点というほどではありませんが、いくつか「気になる点」も挙げておきます。まず、食堂のご飯はあまり評判がよくないという話は何度か耳にしました。自分も何度か利用しましたが、味やメニューのバリエーションにはあまり期待しすぎない方がいいかもしれません。院内の設備は若干古めで、ところどころ清潔感に欠けると感じる部分もありました。特に男性用トイレで洋式が1階にしかないのは不便でした（上の階にいると地味に困る）。関西医科大学とのつながりが強い病院なので、毎年最低でも1人は関医から採るのではないかという雰囲気がありました。実際にそういう傾向があるようなので、他大出身の方はその点を少し意識しておいてもいいかもしれません。昼食については、食堂が微妙なこともあって、結局近くのコンビニで済ませる日が増える傾向にあります。病院のすぐ近くにコンビニがあるのはありがたいですが、長期実習だとさすがに飽きてくるかもしれません。とはいえ、正直なところ大きなマイナスポイントはなく、安心して実習に参加できる病院でした。