▪︎ 口コミ
全134件
気になる点
立地に関してであるが、いわずもがな徳島市は都市部と比べて交通の便が悪く、公共交通機関の本数も限られている。そのため、通勤や移動に不便を感じる場面が多かった。また、周囲には娯楽施設や飲食店が少なく、研修の合間にリフレッシュする場所が限られている点も、生活の質に影響を与える要因であると感じた。次に、指導医の質についてである。診療科によっては、指導医の教育熱心さや臨床能力にばらつきがあり、研修医としての学びに差が生じることがあった。特に、忙しさを理由に研修医への指導が疎かになる場面や、最新の医療知識に乏しい指導医に遭遇することもあり、自己学習の必要性を強く感じた。また、一部の診療科では、研修医に対する態度が高圧的であったり、コミュニケーションが円滑に取れない指導医が存在し、精神的な負担を感じることもあった。さらに、病院全体の雰囲気についても、改善の余地があると感じた。一部の職員間での連携が不十分であったり、情報共有が適切に行われていない場面が見受けられた。これにより、患者対応や業務の効率に支障をきたすことがあり、研修医としての業務遂行に影響を及ぼすことがあった。また、研修プログラムの柔軟性についても課題があると感じた。希望する診療科のローテーションが組みにくかったり、研修内容が固定化されているため、自身の興味や将来の進路に合わせた研修が難しい場合があった。これにより、モチベーションの維持が困難になることもあった。最後に、給与や福利厚生についてであるが、他の基幹型病院と比較して、給与水準がやや低めであり、生活費や学会参加費用の捻出に苦労する場面があった。また、宿舎や住宅手当の制度も限定的であり、経済的な負担を感じることがあった。以上のように、徳島大学病院での初期研修には、立地や指導体制、病院の雰囲気、研修プログラムの柔軟性、給与・福利厚生など、複数のデメリットが存在することを実感した。これらの点を踏まえ、自身の価値観や将来の目標に照らし合わせて、慎重に研修先を選択することが重要であると考える。
良い点
徳島県内唯一の特定機能病院であり、幅広い診療科を有するため、多様な症例に触れることができる。また、協力病院との連携により、県内外での研修も可能であり、柔軟なローテーションが組める点が魅力である。研修医の人数が比較的少ないため、指導医からの丁寧な指導を受けやすく、個々の研修医に対するサポート体制が整っている。さらに、大学病院としての設備や研究環境も充実しており、将来的に専門医や研究医を目指す者にとっては、良好な研修環境であると感じた。