▪︎ 口コミ
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気になる点
最も気になったのは、病院の建物や設備の古さです。院内は全体的に年季が入っており、場所によっては少し暗い印象も受けました。新しい病院のような明るく開放的な雰囲気や、きれいな研修環境を期待している人にとっては、この点はかなり気になると思います。医学的に必要な設備が不足しているという意味ではありませんが、2年間毎日勤務する場所として、施設の新しさや快適さを重視する人には向かないかもしれません。寮も家賃の安さと引き換えに、かなり古いようです。設備や水回りなども新しいマンションと比較するとかなり見劣りすると思います。とにかく住居費を抑えたい人には非常に良い一方、住環境にある程度こだわりたい人は、病院外に部屋を借りることになると思います。その場合、新宿周辺という立地上、家賃はかなり高くなるため、病院の給与だけを見て生活費を考えると注意が必要です。病院周辺の環境についても好みが分かれると思います。新大久保・大久保周辺は非常に便利で飲食店も多い反面、人通りが多く、街全体としてかなり雑多な印象があります。時間帯や場所によっては、落ち着いた住宅地に比べて治安面に不安を感じる人もいると思います。静かな環境で生活したい人にとっては、病院周辺に住むことが必ずしも快適とは限らないと思います。患者層についても同様で、非常に多様であることは勉強になる一方、コミュニケーションや社会的背景への対応が難しいケースも多そうです。外国籍で日本語による意思疎通が難しい患者さんや、医療以外にもさまざまな社会的課題を抱えている患者さんを診る機会があるため、純粋に医学的な問題だけを考えればよいわけではありません。こうした背景まで含めて患者さんを診ることを面白いと感じる人には良い環境ですが、煩雑に感じる人には負担になる可能性があります。救急については、三次救急や高度外傷を大量に経験するタイプの病院ではないと思います。救急をかなり重点的にやりたい人や、重症外傷、重症救急、挿管や中心静脈確保などの手技を短期間で大量に経験したい人には、他の救命救急センターを持つ病院の方が適している可能性があります。一方で、内科系のcommondiseaseや一般的な二次救急を経験したい人には十分だと思います。外科系を志望している人にも、内科志望者ほどのメリットは感じにくいかもしれません。病院全体として内科研修の比重が大きいため、初期研修の段階から外科症例や手術を数多く経験したい人は、外科により力を入れている病院と比較した方がよいと思います。また、ややハイポ寄りの研修環境であることは、メリットである一方で注意点でもあります。指導医から常に課題を与えられたり、強制的に大量の症例を経験させられたりする環境ではなさそうなので、本人の主体性によって2年間の成長度合いに差が出やすいと思います。自分から勉強したり、症例について調べたり、手技の機会を取りにいける人には良いですが、「忙しい環境に放り込まれた方が勝手に成長できる」というタイプの人には少し物足りない可能性があります。給与についても、手取り35万円前後という数字だけを見れば悪くありませんが、東京の生活費を考えると特別高いわけではありません。特に寮を利用せず病院周辺で賃貸を借りる場合、家賃だけでかなりの割合を占めるため、可処分所得はそれほど多くならないと思います。給与を最優先して研修病院を選ぶ人には、都外の高給与病院などと比較すると見劣りする可能性があります。採用試験は筆記試験が中心で比較的対策しやすそうに感じましたが、逆に言えば、筆記試験で点数を取れなければ厳しいとも言えます。面接で人柄や学生時代の活動を強くアピールして逆転するタイプの選考ではなさそうなので、医学知識に自信がない人にとっては必ずしも入りやすい病院ではないと思います。
良い点
まず、先生方の雰囲気はかなり良かったです。見学中に接した先生方は全体的に穏やかで、研修医と上級医の距離も比較的近そうに感じました。研修医が質問や相談をしにくいような雰囲気はあまりなく、人間関係を重視して研修先を選びたい人にとっては大きなメリットだと思います。病院見学では研修内容だけでなく、実際にその病院で2年間働くことを考えた際の人間関係もかなり重要だと思うので、この点は好印象でした。研修内容については、内科研修の比重が大きいことが特徴だと思います。特に内科系を志望している人にとっては、各領域を比較的長い期間かけて経験できるため、短期間で次々にローテートする病院よりも、病棟管理や患者さんの経過をじっくり経験しやすそうです。単に症例を見るだけでなく、入院から退院まで一人の患者さんを継続して担当しながら、検査や治療方針を考える経験を積みたい人には合っていると思います。病院全体としては、いわゆるかなり忙しい「ハイパー病院」という印象ではありませんでした。もちろん内科のローテーションや時期によって忙しさには差があると思いますが、研修医が極端に疲弊している印象はなく、比較的落ち着いて研修できそうでした。仕事だけで2年間が終わるというよりは、自分で勉強する時間や私生活もある程度確保しながら研修したい人には向いていると思います。一方で、完全に何もせず過ごせるような病院というわけでもなく、本人のやる気次第で学べる量を増やすことができそうな印象でした。自分から症例や手技に関わったり、上級医に質問したりすれば経験を増やせる一方、受け身でいると比較的ゆったりした研修になりそうなので、この点は人によって長所にも短所にもなると思います。採用試験についても魅力を感じました。筆記試験の比重が比較的大きく、内容も医師国家試験レベルを中心に勉強しておけば対応しやすいと聞きました。そのため、学生時代の部活動歴や派手な課外活動、出身大学などよりも、医学の勉強をきちんとして試験で点数を取れる人にとっては比較的公平に勝負しやすい病院だと思います。都内の人気病院の中には面接や経歴の比重が大きいところもあるため、筆記試験を中心に対策できる点は個人的にはかなり良いと感じました。給与についても、都内の研修病院として特別低い印象はありませんでした。聞いた範囲では、時間外勤務や当直などを含めると手取りで月35万円前後になることもあるようです。東京では住居費が高いため、決して余裕のある金額ではないと思いますが、初期研修医の給与として極端に悪い条件ではないと思います。また、立地は非常に便利です。大久保・新大久保から近く、新宿にもすぐ出られるため、都内で生活するうえで交通の便はかなり良いです。飲食店も非常に多く、仕事後に食事をする場所に困ることはほとんどなさそうです。新宿周辺だけでなく、山手線や中央・総武線を利用して都内各地へ移動しやすい点も大きなメリットだと思います。患者層が多様であることも、見方によっては非常に良い経験になると思います。外国籍の患者さんや、社会的・経済的背景が複雑な患者さんを診療する機会も比較的多いようで、単に疾患を治療するだけではなく、言語、家族背景、経済状況、退院後の生活なども考えながら診療する経験を積めそうです。将来的に総合診療や一般内科に進みたい人にとっては、こうした経験はかなり役立つと思います。研修医の人数がそれほど多くないため、巨大病院のように研修医同士で症例や手技を取り合う可能性が比較的低そうなのも良い点だと思います。同期間の距離も近くなりやすそうで、少人数の中で落ち着いて研修したい人には合っていると思います。寮についてはかなり安く、東京23区内、それも新宿に非常に近い立地でこの家賃に住めること自体は大きなメリットだと思います。設備面にこだわらなければ、研修医の2年間でかなり生活費を抑えることができます。また、部屋によると思いますが、病院の上層階や周辺からの眺望は良く、窓から都心を一望できる景色は個人的にはかなり印象的でした。