良い点

今回の病院見学を通して、医療の現場におけるチーム医療の重要性を実感しました。診察や検査、手術、リハビリなど、あらゆる場面で医師だけでなく看護師や薬剤師、リハビリスタッフなど多職種が連携しながら患者さんの治療にあたっている姿が印象的でした。また、実際の患者さんと接する医師の態度や言葉遣いを目の当たりにし、教科書では学べない臨床現場ならではの配慮や人間力の大切さを学びました。見学させていただいた診療科では、最新の医療機器や技術を用いた検査や処置が行われており、常に知識や技術のアップデートが求められる厳しさも感じました。一方で、医師が患者さん一人ひとりに真摯に向き合う姿勢から、この仕事のやりがいと責任の重さも改めて認識しました。今回の見学で得た学びを、今後の勉強や将来の進路選択に生かしていきたいと思います。貴重な機会をいただき、誠にありがとうございました。

気になる点

循環器内科を見学させていただき、心臓カテーテルや心不全管理といった高度な医療現場を間近で見ることができ、大変勉強になった。一方で、いくつか気になる点もあった。まず、医師やスタッフの方々が非常に多忙で、常に時間に追われている印象を受けた。そのためか、カンファレンスや病棟での情報共有の時間が限られ、チーム内での連携に若干のズレが生じているように感じた。また、患者さんへの説明が専門的で難解な表現に終始しており、高齢の患者さんには理解が難しい場面があった。医師の立場では当然の用語でも、患者さんには平易な言葉で伝える工夫がさらに求められると感じた。さらに、見学中の学生への対応が少なく、忙しさから質問の機会が限られていたのは残念だった。教育の場としても機能する診療科であるため、見学者へのフィードバックや簡単な解説の時間があるとより良いと感じた。とはいえ、医療の質や迅速な対応は非常に高く、今後自分が医師としてどのように患者さんと向き合うかを考える良い機会となった