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気になる点
特に大きなマイナス点は感じなかったが、強いて挙げるなら診療科のバリエーションが揃っていないところ。年度によってはローテーションできない科があり、呼吸器外科や心臓血管外科といった分野は基本的に回れないらしい。そのため将来的にこれらを志望している人にとっては物足りない環境になるかもしれない。もう一点気になったのは、研修医がいなくても病院としては十分に回る体制が整っているという点。裏を返せば、こちらから積極的に手を挙げて関わらない限り、与えられる仕事や学びの機会は限定的になりがちだと感じた。自主的に動けるタイプにとっては良い環境だが、受け身でいると経験が薄くなってしまう可能性もある。
 
  
良い点
研修の特徴としてまず挙げられるのは、ローテーションの自由度がかなり高い点。1年次に外科と救急だけ必須で、それ以外はほとんど自分の裁量で決められる。厚労省が定めている必修科目以外は基本的に自由選択で、研修医同士で話し合ってローテーションを調整しているとのこと。自分の興味や将来の進路に合わせた研修計画を立てやすい環境になっている。教育面も充実していて、勉強会が定期的に開催されている。毎週の救急症例振り返りに加えて、月に数回は各専門科の勉強会があり、症例経験と並行して学ぶ機会が多い。知識を整理しながら実践に活かせる環境が整っている印象。救急は3次よりの2次といった雰囲気で、CPAはほとんど来ないが交通外傷などの症例は一定数経験できる。研修医がファーストタッチを担当し、初期診察からオーダーまで主体的に行うスタイル。もちろん上級医は常にそばにいてフィードバックを受けられるので、放任ではなく丁寧に学べる環境。体で覚えるよりもしっかり手厚い指導を受けながら研修したいタイプには合いそう。