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気になる点
一般的などこにでもある地方の大学病院であることから察せられると思うが、アカデミックな症例が多く、研修医が任せてもらえる、やることが許可されている手技や症例は少ないと感じる。見学に訪れたことがある市中病院では研修医であっても手術の執刀医を任せてられていたり主体的に診察にあたったりされていたが、熊本大学ではそのようなことはまずないと思っていいだろう。診療科によっては土曜日の午前中も病棟に来る必要があるので、自分の時間が欲しい人には向かないうえ給与に反映されないため特にしんどいと思う。初期研修中、救急が必須で2ヶ月あるので、興味のない研修医の先生方は「長い、早く終わって欲しい」と述べていた。やらせてもらえることも少ないので尚のことである。2年間大学なので、風邪などのcommondiseaseに出会うことがほとんどなく市中病院を回った人との差が開くことも予想され、3年目以降に不安が残る。どこの医局でもそうだが、診療科ごとに雰囲気が大きく異なるので、入局を見据えるなら、実習や見学で希望する科を回っておかないと後悔しそう。初期研修に選ぶ人が少ないことからも何かしら内部性からも敬遠される部分があるのではないかという点も気になるところである。
良い点
なんと言っても立地の良さがここの病院のいいところだろう。九州圏内の他の大学病院と違い、病院の周りが田んぼで何もないということや飲食店すらなく街に出るのに車が必要な辺鄙なところということがなく、熊本の中心部にある。路面電車など交通の便も良く、車がなくても生活できるそうである。九州大学ほどではないにしても食事や買い物、生活などに困ることはないうえ、自陣からの復興も済んできているため充実した生活を送れるのではないだろうか。ただ地方都市であることに変わりはなく、空港なども遠い。その上入局などした場合は熊本県内のさまざまな都市の病院での勤務があることを考えれば熊本出身者以外には魅力にはなり得ないかもしれない。