▪︎ 口コミ
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気になる点
まず、設備がとても古い。1980年代の建築物というだけあって、なかなかのレトロ具合である。トイレも明るく清潔という感じではない。清潔ではあるものの、老朽化による汚さが隠しきれない。その他病室、医療設備が全て古い。新しく綺麗な病院で働きたい人にはまずもって向かないといえる。特にエレベーターが少なく、医療者は狭い階段にて行き来することになり大変。また増築を重ねた作りのため、非常に構造が分かりにくく迷う。慣れるのに時間がかかる。二つめに、救急は充実しているが、救急部長が癖の強い方であり、合わない人には合わない。カンファのプレゼンも下手だと、ネチネチと悪い点を指導される。気にしない人にはいいかもしれないが、気にする人には辛い。その他、整形外科と救急部長が不仲であり、救急から整形外科に研修医がコンサルトすると、ときどきキレられるとのこと。ただ、整形外科のローテでは先生方は優しいらしい。不思議である。三つめに外科はかなりピリピリした先生がいる。何をしてもオペ室を超えて響くような怒鳴り声をあげる先生がおり、しかも部長クラスで上の方なので移動することはない。オペ看でも共演NGの方がいる。指導のため、やっているとのことだが、理不尽に怒られることが無理な人はやめたほうがいいだろう。2ヶ月外科を回るのだが、その間に一生分怒鳴られるとのこと。四つめに、時間外手当が非常に渋い。まず当直以外の時間外はつかないという理解でよい。残業しても自己研鑽の時間という扱いになる。外科では毎朝、患者の採血を七時から行うが、これも時間外である。血液内科はカンファの準備や患者の回診などで労働時間が長くなり、帰宅は夜9時くらいになり、出勤は朝の七時くらいとのこと。総じて働いた割に賃金は安く、きちんと働いた分の対価が欲しい人には向いていないだろう。五つめに、自由選択期間が大変短く、一年目には選択期間は存在しない。内科はすべての科がそろっているが、必修で回れるのは3つであり、それ以外は選択でとることになる。また、コースが予め用意されており、その中から話し合ったり、じゃんけんで選ぶことになるので、行きたい科があってもいけなくなる恐れがあるため、不確定性が強い。基本的にマイナー志望、またはほとんどなりたい科の決まっていない人の来るところではない。
良い点
長野市の中核となる病院なだけあり、救急症例は充実しており、救急車は年間7000台ほど受け入れている。そのため、多くの症例をこなすことができるのはまずメリットといえる。また、ほとんどの科がそろっており、大学病院レベルの症例以外なら病院内で完結するため、割と難しめの症例も勉強することができる。指導医も熱心な方が多く、教育に対しては申し分ないのではないかと思われる。また血液内科と呼吸器内科は独自の医局を有しており、どちらもレベルが高い。血液内科に関しては、長野県では最大規模であり大学よりも多くの症例があり、志望者にはうってつけだろう。