▪︎ 口コミ
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気になる点
実習でお世話になった際、病院全体の建物や設備にはやや歴史を感じる部分があると感じました。外観や内装は、近年に建設された新しい病院と比較すると、どうしても見劣りする面は否めません。院内の構造が少し複雑に感じられる箇所もあり、慣れるまでは移動に少し戸惑うことがありました。しかし、療養環境の快適さや最新の設備を最も重視される患者さんにとっては、少し物足りなさを感じるかもしれません。また、初期研修医は2人だけと少ない枠であり、診療科自体がそろっていないため、滋賀医科大学等の外部病院での研修が一部診療科で必要となります。救急科の当直は、初期研修医は任意参加のようです。稼ぎたければたくさん入れ、避けたければ避けれるとのことです。
良い点
糖尿病内科と腎臓内科での実習は、地域医療における専門性の高い役割を深く理解できる、非常に有意義な経験でした。糖尿病内科では、慢性期の患者さんへの継続的なフォローアップが中心で、医師だけでなく、看護師、管理栄養士など多職種が連携するチーム医療が実践されていました。特に、患者さんの自己管理能力を高めるための教育入院や、合併症予防のためのフットケア外来など、専門的なプログラムが充実しており、患者さんと長期的に関わることの大切さを学びました。腎臓内科は、地域の透析医療を支える中核的な存在であるという印象です。多くの患者さんが通院されており、シャント管理や合併症への対応など、透析医療の最前線に触れることができました。専門医の先生方の指導も手厚く、じっくりと患者さんと向き合いながら専門知識を深めたいと考えている方にとって、非常に学びの多い環境だと感じます。また、給料が関西圏ではトップクラスで高いことも魅力の一つです。