良い点

がんセンターという名称の通り、慢性期の患者さんが多く入院されたり、搬送されてくるため、急変の患者が多い訳ではない。そのため、研修医では雑務が少なくなり、上級医の先生方も時間に余裕があることから、こちらが積極性を見せれば初期治療に限らず、標本や遺伝子解析など専門性の高い内容も教えていただける。がんに興味がある人や、実習にメリハリをつけたい人には最適な環境である。また、給与・待遇も良く、ネット上の記載でほぼ間違いないとのこと。

気になる点

がんセンター内の内科系診療科は呼吸器、消化器、血液と3つしかなく、それ以外の内科は外部での研修になる。そのため、外部で過ごす期間も結構あり、遠方である為(車で30分ほど)、通勤には車が必要である。また、カリキュラム自体も人を選ぶものとなっている。カリキュラム上ではがんセンターに2年で1最低10ヶ月いる必要があり、内科で回れる診療科が少ないことから(外科ならほとんど全ての科を回ることができ、ラパロとかも1年目からやらせて貰えるらしい)、内科志望の人には退屈することがあるようだ。また、がんセンターのため、がん患者がほとんどであり、患者に偏りがあることから、3年目以降の救急対応では苦労するかもという懸念もある。